第10回の企画を終えて
dear studentと2バンドきり、会場に3人の子供たち、自分達はアルバムのリリースを済ませている。この2年で妻と自分が中心となって積み重ねてきたことの果実が具体的なかたちで(それも想定の通りと言っていいようなかたちで)実り始めた光景なのではないかと、3年前の僕の家族がどのような状況にあり何を求めて始めたことだったのかについて、思いを馳せる瞬間がありました。最近は忘れていた。
とはいえ、想定していたより自分のバンドに関するあらゆることの進行は遅すぎるし、傍から見ればいつも同じ2バンドが同じスタジオを借りて似たようなセットのライブをしているというだけの光景であって、むしろ後退しているように見るひとがいても決しておかしいことではないのだろうとも思います。大事にしていることは人によって違いますから。
dear studentは、良い曲を詰め込んだセットで良い演奏をしていて、陳腐な言い方ではありますが、誰かに届くことを願っています。個人的には、彼女たちは相当な量の持ち曲を隠しているので、長めのセットを観てみたいとも感じました。
妻と自分が "中心" といったのは、メンバーや娘の理解が、時には訳を聞かずに黙って併走をしてくれるような "周囲" が、これは得難いものですが、そこにあったから始められたことだと、こんなことを書くのはどうなのかと思う一方で、曖昧なままにせず言葉に直していくことを自分にとっての大事なことにしたいような気もしています。
綺麗にまとめたいような書き方になってしまい、不本意です。
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